O脚

こんにちは。

けんじるです。

21歳の時には100kg超の体重。

ダイエットし、現在は73kg辺りをうろうろしております。

170cm73kgなので、まだまだBMIは25超えの状態です。

肥満もありますので、膝にかかる負担が大きいことは十分承知しておりましたが、ついにやってきました。

右膝の痛み。

O脚、肥満が原因の変形性膝関節症ではないかと疑っておりました。

立っているとき、右膝の内側が痛みます。

癖で片足に体重をかけて立つことが多かったからかも知れませんが、最近特に痛みが気になってきました。

最近は正座ができなくなってきました。

今回は、O脚について調べてみました。

O脚とは

O脚とは、内反膝と言われ、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶしをそろえても、左右の膝の内側がくっつかないことを言います。

実際自分がO脚なのかどうかのチェック方法があります。

前を見て立ち、膝のお皿を正面に向けて脚の内側(内くるぶし)がくっつくようにします。

この状態で膝の内側に手の指を横にして2本以上入る方はO脚の可能性があります。

私はというと、5本入ってしまいました。

O脚って、英語で何というかご存じでしたか?

bow legsと言うようです。bow弓のような脚という意味のようですね。

専門用語ではgenu varumといい、genu(膝関節)varum(身体の一部が内側に曲がる)という意味があるようです。

ちなみに、X脚はKnock knees 専門用語ですとgenu valgumと言うようです。

日本人がO脚になりやすい原因としては、正座で床に座る独特の文化、歩行の仕方などが言われています。

O脚の原因は、実は内股が原因らしいです。

股関節が内回しにねじれることで、股関節は外側に広がっていく特徴があり、O脚の人が足下をそろえて立つと、膝のお皿が内側を向いてしまいます。

膝はつま先をまっすぐにするために、逆の外旋方向にねじれます。

自分は小中とサッカーをしていたこともあり、過体重と併せてO脚が進んでいったのかも知れません。

変形性膝関節症

では、変形性膝関節症についてですが、病気がみえるには以下のように記載されています。

膝関節において、関節軟骨の退行性変化を基盤に骨の増殖性変化や滑膜の炎症が生じる事で、関節破壊・変形を来す疾患。肥満との関係が深いと考えられ、ほとんどが一次性(原発性)に発症する。

医療情報科学研究所 (2017) 病気がみえる vol.11 運動器・整形外科 第1版 株式会社 メディックメディア

中高年に多く見られ、運動開始時の疼痛が初発症状のようです。

やはり、多いのはO脚の方ですね。

そして、肥満の方に多い。

まさに自分の事ですね。

X線撮影にて、関節裂隙の狭小化、骨棘形成、軟骨下骨の骨硬化像などを認めた場合に、変形性膝関節症の診断に至るようです。

大腿骨と脛骨の間のスペースに差がありますよね。画面3時方向です。

治療としては、関節症の進行度に関わらず、保存療法が第一選択となるようです。

先日、整形外科を受診し、X線撮影を行ってきました。

診断としては、右膝変形性膝関節症。

自分のレントゲン画像がこちらです。

上記写真の上側にある骨が大腿骨、下側で大きい方の骨が脛骨になります。細い方の骨は腓骨です。右側が内側となり、Rの文字の側が外側になります。

大腿骨と脛骨の間の関節のことを、関節裂隙と呼び、この間がだんだん狭くなってくることを関節裂隙の狭小化と言います。

まだまだ関節裂隙は認めますが、軟骨下骨の骨硬化像(少し白くなっています)など認め、ひどいものではないですが、変形性膝関節症の診断になりました。

保存療法

保存療法としては、

減量(肥満の方) 

運動 (大腿四頭筋訓練)

装具 (足底板や膝装具)

薬物療法(NSAIDs内服 ヒアルロン酸 ステロイド関節内注射など)

こういった保存治療で軽快しない場合、日常生活に支障を来す場合は手術療法が検討されます。

まずはやはり減量して、膝関節への負担を減らすしかありません。

負荷のかかる運動はよくないのでしょうが、階段昇降などを回避するように言われました。また、正座もよくないとのことでした。

減量のために、スクワット、フロントランジやバックランジなどをこの一年やってきました。

仕事中は、階段は二段飛ばしで上っていました。

これらの運動はよくなかったのでしょうか。

運動療法

運動療法としては、有酸素運動、ストレッチング、筋力増強訓練(大腿四頭筋など)があげられ、膝関節周囲の膝を進展する筋肉を鍛え、関節の安定性を高めたらよいようです。

筋力を鍛える訓練としては、私が調べたところでは、

脚を伸ばして床に座り、柔らかいボールやタオルなどを膝の下に置き、そのボールやタオルを押しつぶすように伸ばす動作を10秒程度行う。

椅子に腰掛け、足首を曲げた状態のまま、水平に脚を伸ばし、10秒ほどキープする。

太ももの外側は、横に寝て、上の脚を30度ほど上げて、5から10秒キープする。

横に寝転がり、両ヒザの間にタオルやストレッチボールを挟みます。両ヒザを近づけるようにして力を入れ、下の足を持ち上げ、10秒ほどキープする。

脚全体の筋力訓練としては、スクワットになりますが、膝を90度以上曲げないように注意するのがよさそうです。

スクワットには様々な種類がありますが、O脚改善に適したスクワットとしては、ワイドスクワットがあります。

ワイドスクワットの注意点です。

つま先を30度ほど外に開き、脚を肩幅程度に開いて立ちます。膝はさらに外側に向き、45度くらい外をむいているような感じです。

股関節の外旋を意識して、膝を外側に開き、お尻が床と平行になるまで落としていきます。

次にお尻にえくぼができるように、締め上げながら立ち上がります。膝を伸ばしきらないようにするのがいいと思います。

またお尻を落としたときに、お尻に効いているのがポイントのようです。

太ももの裏側に効いているのは、上体が前傾になりすぎていて、前ももに効いているのは、股関節の外旋が甘く、膝が内側に入っていることが原因のようです。

これまでの1年間、スクワットやランジ、ヨガ、ピラティスを行っていましたが、もしかしたらスクワット、ランジの際に膝を屈曲しすぎていたのかも知れません。

※これらのトレーニングは無理をせず、行って下さい。


※ゆがみの症状によっては、他のストレッチやエクササイズが必要な場合もあります。 専門医にご相談下さい。

装具

装具としては、インソール(足底板)がまずは有効のようです。

外側楔状足底板と言って、足の外側を高くすることで、膝の内側にかかっている負担を軽減しようとするものです。

今はダイソー100円均一ショップなどにも売っているようですが、私は楽天やAmazon、ネットで検索した上で、整形外科医より勧めてもらったSORBOTHANEの疲労対策ウェッジヒールタイプを購入しました。

普段、革靴などを履くことはないので、基本スニーカーです。

仕事は、以前はクロックスやビルケンシュトックなどのスリッポンを使用しておりました。特にクロックスを長年使用していたのですが、以前に膝が痛くなった時期があり、そこからは使用を控えておりました。

インソールは以前も試していた時期もあったのですが、スリッポンには使いづらい印象でした。

普段のスニーカーは、ニューバランスの1400シリーズを履きつぶしたのをきっかけに、アディダスのスタンスミスに変更しておりました。

スタンスミスを2足履きつぶしており、次はどうしようと考えていた矢先でしたので、ここはやはりニューバランスに戻るしかないのかなという印象です。

膝が痛くなってから、普段履きのスニーカーをニューバランスに戻したところ、痛みは少し軽減しております。

ソールのクッションがある靴の方が膝の負担は減るのかなという印象です。

薬物療法

薬物療法としては、鎮痛薬(NSAIDs、アセトアミノフェン、弱オピオイド、デュロキセチンなどの内服)、関節内注射(ヒアルロン酸、ステロイド)などがあります。

私はまだ痛み止めを使用するレベルではありませんが、周りには疼痛改善目的に注射をされている方がたくさんいらっしゃいます。

その他湿布など外用剤、塗り薬などになります。

私も近い将来同じようになってしまうのかも知れませんが、なんとか回避したいですね。

まだ、46歳なので。

もしかしたら同様の症状をお持ちの40代の方がいらっしゃったら、このブログを見て、早めに整形外科受診いただき、診断頂いた上で、日常生活指導、運動療法、装具療法にて将来手術などに至らないように、早めの対処をして頂けたらと思います。

【参考文献】 

病気がみえる 第1版 p398-403

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